〜理由編〜では、生理前のイライラがどうして起こりやすいのか、その理由を説明しました。まだご覧になっていない方はぜひ〜理由編〜から読んでいただけると嬉しいです♡
それでは、生理前のイライラにはどのように対処したら良いでしょうか。
生理前はプロゲステロンの分泌により、精神を安定させるエストロゲンが抑制されているために情緒不安定になりやすい状態であることを〜理由編〜でお伝えしました。
有酸素運動にはエストロゲンを活性化させる効果があるため、心身に不調があるとどうしても動く気分になれない時もあるかもしれませんが、無理のない範囲でウォーキングやジョギング、バランスボールなどを1日30分程度行うことがとても効果的です。(頑張り過ぎは禁物!)
また有酸素運動をすることで血流が良くなり、むくみの解消にもつながります。
それから食事でアプローチする方法もあります。以下の食材を意識して取り入れてみてください。
ビタミンB6:豚肉、大豆製品(豆腐、納豆など)、ナッツ類、ごま、イワシ、カツオ、鮭、サバ、マグロ、バナナなど
トリプトファン(必須アミノ酸):乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)、大豆、卵、バナナなど
→ ビタミンB6とトリプトファンが合成すると、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが生成され ます。(“幸せホルモン”ってとても素敵ですよね!)
ちなみに、セロトニンには食欲抑制効果もあるので、生理前の食欲も抑えてくれます。
ビタミンB1:豚肉、魚卵、うなぎ、玄米、ナッツなど
ビタミンB2 :レバー、うなぎ、卵、納豆、アーモンドなど
→ ビタミンB群は神経機能に作用し精神を落ち着かせるほか、疲労回復の効果もありますよ!
タンパク質:肉類、魚類、大豆製品、卵、乳製品など
→ 実は女性ホルモンって「タンパク質+コレステロール」で出来ているんです。タンパク質不足は女性ホルモン不足と言っても良いほど、女性ホルモンを語る上では欠かせない栄養素です。
ストレス状態になるとタンパク質が代謝される(糖化する)ためタンパク質不足になりやすいため、積極的に取り入れてみてください。
私は、あーイライラするな…と思った時に、以前は大好きな甘いパンを暴食してしまっていたのですが、女性ホルモンについて学んでからは、たっぷりの野菜やキノコのうえに茹でた豚肉を乗せてポン酢でいただいたり、ヨーグルトにフルーツやナッツを混ぜたものなんかを取り入れるようにしています。
ただしどんな時でもバランスの良い食事が最重要ですので、1つの食材に頼り過ぎず、少し意識して取り入れてみるくらいがちょうど良いかなと思います。
運動と食事の観点で対処法を語ってきましたが、そのほかもちろんしっかりと睡眠をとることや、ゆったりと好きなことをして過ごす時間をとることも大切ですね(ただなかなかその時間がないんですよね〜😢)
無理せず、休める時には休んで、ゆっくりと深呼吸して、自分の身体をできる限り労わってあげてくださいね。
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